私たちの目指すもの

使命

 私たちは、拠って立つ地域に根ざした健康に関わる活動により、地域に信頼を以って利用される組織体として、安定と成長を継続する力を持ち、地域の医療、疾病の予防、介護福祉について永続的にその責務を果たすことを使命とする。

運営の理念

 私たちは関わりをもった人々に対し、決して裏切ることのない責任ある職務を果たすため、絶えざる研鑽により、一人ひとりが人間的、技術的に成長を続けることを目指す。

 また、患者さんという最高の同志とともに、私たちは健康な生活を阻害する要因である「病」「老い」と戦わなければならない。これは、すべての職員がともに手を携え、ともに高めあってこそその責務を全うすることができる。

 そのためには、すべての職員にとって誇りうる、心地よい、安定した組織体でありたい。

運営環境

 現在の医療をめぐる経済的な環境は、開設以来初めての厳しい状況といってよい。現在は行政の目標とする枠組みが非常に不明確であり、積極的な行動がとりにくい時期にある。しかし、先に述べた「使命」「理念」を推し進めることについては、社会状況に右顧左眄(うこさべん)する必要はない。

 我々は正しいと信ずる方向に向かって努力を続ける。

 第三者評価に耐え得る私達のシステムの「再構築」が必要であり、目指すところは「使命」「理念」を実現するソフト面での充実そのものである。さらなるプロセスの進化が望まれる。

中、長期目標

 私たちが有するベッドは、病院75床、老人保健施設100床、特養60床、グループホーム18床を合わせると253床となり、60人の通所サービスを加えると、地域の多様なニーズに十分対応することのできる小規模多機能施設であると考える。

 ケアつき小規模ホーム、農園つき有料老人ホームなどの展開はありうるが、中期的には、いかにして地域にとって信頼される組織体になるかに努力を注ぎ、一日一日しっかり足跡を刻みたい。

私たちに望まれる知的主体性

 私たちは、「病」という「弱み」を持つ人々と日常的に関わりあう。ともすれば尊大になりがちな立場に置かれる。先代院長の基本的な考えである『医療に関わるものは、患者さんより下ということはないかもしれないが、上であることは絶対にない』という言葉を忘れてはならない。

 いつでも、どのような処置、接遇をするときでも、自分と患者さんを置き換え、状況を正しく温かく俯瞰できる目を持つために、繰返しくりかえし自らのチェックを続けなければならない。これは、続けることでしか会得できないものである。

 私たちは、地域の「健康」に関わるビヘイビアリーダーであることを常に自覚していなければならない。たとえば人前で「タバコ」を吸うことは、その自覚がないと判断される事がらのひとつである。

 生きがいを持って健康に生きるため、生活習慣としてのスポーツは人生に必須なものである。生きがいを高めるためにも、スポーツを日常の中に取り入れた生活設計が望まれる。

 

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