院長ごあいさつ

 平間病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。院長・理事長の中野正和です。

 平間病院は1946年に開設し、2026年で創立80年を迎える地域密着型の病院です。初代より受け継いできたのは、「医療にかかわる者は患者さんより上に立たない」という姿勢です。私たちは常に患者さんの立場に立ち、その尊厳と生活に寄り添う医療を大切にしてきました。
全75床の小規模病院ではありますが、当院は地域の二次救急輪番制病院として救急医療を担い、当院で担うべき医療はしっかりと受け止めつつ、専門的な治療が必要な際には基幹病院などの専門医へ円滑につなぐ体制で地域医療を支えています。

 私は消化器内科を専門とし、大学病院で消化器専門医として従事するとともに、学外派遣時には地域の基幹病院で総合内科専門医として一般内科診療を幅広く担当しました。臓器別医療だけでは支えきれない患者さんの現実に向き合うなかで、全体を診る医療の重要性を強く実感しました。専門医療は命を救うために欠かせません。しかし、その力を十分に発揮するためには、最初に患者さんを受け止め、適切につなぐプライマリケアの存在が不可欠です。当院では病院型プライマリケアを実践し、日常の体調不良から慢性疾患、急性疾患まで幅広く対応しながら、必要な専門医療へと橋渡しを行っています。

 診療の柱は消化器診療と総合内科です。内視鏡検査・治療は年間1,600件以上実施し、診断だけでなく幅広い内視鏡治療にも力を入れています。総合内科では臓器にとらわれず症状を臓器横断的に診療し、病気だけでなく生活背景や心理面も含めた全人的な医療を大切にしています。私たちは、臓器を詳しく診る専門医の視点と、患者さん全体を診るプライマリケア医の視点を融合させ、いわば「虫の目」と「鳥の目」をバランスよく組み合わせることで、一人ひとりにとって最適な医療を提供したいと考えています。

 また当院は在宅療養支援病院として、地域の医療機関や介護施設、行政とも連携し、退院後も安心して生活を続けられる体制を整えています。治療して終わりではなく、その方らしい暮らしを守ることまでを見据えた医療を実践しています。
さらに、毎朝の多職種カンファレンスを通じて、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・栄養士・社会福祉士などが集まり、病気だけでなく心理面や生活背景も含めて治療方針を検討しています。時間を要する取り組みではありますが、複数の目で患者さんを支えることで、医療の質の向上と安全で納得感のある医療につながる大切な時間だと考えています。

 私たちはこれからも、「地域に信頼され、必要とされる病院とは何か」を問い続けながら前進してまいります。患者さんを治すだけでなく支える医療を大切にし、職員一同が力を合わせて、人生に寄り添う医療を積み重ねていきます。
 体調の不安や生活の困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。これからも地域の皆さまにとって身近で頼れる存在であり続けられるよう努めてまいります。

平間病院
院長・理事長 中野 正和

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